ボギ蔵日記

アラフォー薬剤師の何気ない日常の出来事と、自分の薬学の勉強の記録

診療報酬改定 2018 調剤

参考
www.mhlw.go.jp

診療報酬改定の概要が少しずつ見えてきた。

調剤料は5%減のイメージかな。

薬剤服用歴管理指導料が少しプラス改定の3点プラス。
ただしお薬手帳を活用してない薬局は25点マイナスという恐ろしい減に(6ヶ月以内の来局患者のお薬手帳活用が5割未満の場合)。

基準調剤加算が廃止で、新しく地域支援体制加算ができた。
調剤基本料1の薬局はいいけど、それ以外の薬局は薬剤師1人あたり夜間・休日等の対応実績400回、重複投薬・相互作用等防止加算等の実績40回、服用薬剤調整支援料の実績1回、単一建物診療患者が1人の場合の在宅薬剤管理の実績12回、服薬情報等提供料の実績60回、麻薬指導管理加算の実績10回、かかりつけ薬剤師指導料等の実績40回、外来服薬支援料の実績12回この全ての実績を有さないといけない。
この中の5項目みたすとかであればいいけど、全てをみたすというのはかなり無理がある。

夜間・休日に患者さんがくるかどうか、毎月休日当番等で出勤しても400枚おそらくこえないだろうし、麻薬処方箋がくるかどうか…これて薬剤師が頑張ってどうこうなる問題じゃないと思うのだが…

そもそも服用薬剤調整支援て今回から始まるのでは?実績てことは4月に実施して、5月になってから地域支援体制加算が算定できるようになるのだろうか?

自分が働く薬局は中小薬局なので、調剤基本料1なので上記実績は不要だが、2020年の改定を見据えると上の8項目をなるべくみたしていかないといけないと思われる。

調剤基本料1でも、ネックになるのは連携する近隣の保険薬局において24時間調剤並びに在宅患者に対する薬学的管理及び服薬指導を行える体制が整備されていることとある。
まず休日当番みたいに、地域の薬局で協力しないと1人薬剤師の薬局は365日、24時間調剤はかなり無理がある。

次に後発医薬品調剤加算は3段階に。
1番上は予想通り85%以上
80%を目指すで1番上が80%てことはないなと思っていたが本当に85%とは…
3月までなるべく高くなるよう頑張ろう。
3月にタリオンが後発でるけど、影響なければいいな。

少し先だが、2019年10月からの消費税増税、2021年からの毎年の薬価改定でかなりダメージがくると思われる。
それまでに、少しでも多くの患者さんにかかりつけ薬剤師になってほしいと患者さんから思ってもらえる薬剤師であり、かかりつけの患者さんを大事にしていきたい。

かかりつけ薬剤師の同意書のひな型が厚生省のホームページに記載された。
患者の望む薬局をと言っていたので、かかりつけ薬剤師き希望すること(患者記入欄)というのはわかるけど、薬学的観点から必要と判断した理由(かかりつけ薬剤師記入欄)というのは何故…
患者さんがかかりつけ薬剤師を望んでの同意ではないのか?
薬剤師が不要と思ったら拒否していいのか?
医療従事者としてそれはないでしょう。

参考
http://www.mhlw.go.jp/file.jsp?id=519677&name=file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000196312.pdf